放課後等デイサービスとは?

放課後等デイサービス
放課後等デイサービスは、障がいのある主に6歳~18歳(小中高校の就学児童・生徒)が、学校の授業終了後や長期休暇中などに通う施設のことを指します。学校の外で集団生活を行う機会や居場所をつくり、障がいのあるお子さんを持つご家庭を支えるために創設されたものです。

障がいのあるお子さんたちは、通常の学童保育に馴染むことが難しいなど、学校の外の居場所や過ごし方に悩むケースも多くあります。そんな時に利用できるのが「放課後等デイサービス」です。

放課後等デイサービスの概要

対象
小学1年生から高校3年生までの受給者証をお持ちのお子様

提供サービス
●自立した日常生活を営むために必要な訓練
●創作的活動、作業活動
●地域交流の機会の提供
●余暇の提供

障がいのあるお子さんへの療育の場、居場所の役割とともに、家族に代わって一時的なケアを行うことで日々の疲れを取ってもらう”レスパイトケア”としての役割も担っています。
設備基準 事務室、相談室、指導訓練室を備え、感染症予防のための衛生設備や、静養室などが備えられています。

定員
1日10名(シュウエール)

人員基準
●管理者…常勤1人

●児童発達支援管理責任者…常勤1人以上
(一定の実務経験と児童発達支援管理責任者研修及び相談支援従事者初任者研修(講義部分)の修了が必要)

●指導員又は保育士…うち1人は常勤であることが必須。

具体的な業務内容

放課後等デイサービス
学校授業終了後や休業日に、子どもの生活能力向上のための訓練を行います。社会交流の促進など多様なメニューを設け、本人の希望に沿うサービスを提供していきます。

●お迎え・お見送り(送迎)
●手洗いやうがい、排泄などの日常生活支援
●戸外や屋内での遊びの展開
●個別課題への取り組みの補助
●クッキングや農業体験などの行事
●給食やおやつの提供、補助
●日報の作成 など

その他児童発達支援管理責任者の方は、請求事務や相談支援、支援計画の作成なども任されます。

保育所・放課後児童クラブとのちがい

放課後等デイサービスと保育所・児童クラブとの違いは、主に以下のような特徴に表れています。

◆預かるのは障がいのある子どもたちであること
◆小学校から高校まで幅ひろい年齢の子どもを預かること
◆送迎業務が発生すること